2010年7月3日土曜日

何でもアリの医療の世界 ホメオパシー

一昔前になるが、友人の奥さんが癌治療にご自身の尿を飲んでいらして、友人もご相伴に与っていたらしい。この友人、レッキトシタ高分子の専門家で開発研究員である。で、薬は専ら患者専用と言っており、どうも商品には手を付けない主義らしい。それに、第一タダである。知人の医者も伝え聞くところに拠れば、イザ我が身の事となると〈原則放置主義〉と言って憚らない。薬等は滅多に飲まない様である。医者と謂えばイギリスのC.ダーウィンが1859年「種の起原」を唱えたが、宗教に寛容な日本国とは違いイギリスでは神学論に抵触する事は常に命がけの行為であっただろう。長々と前書をしたが、薬を含め食品に対する国民性の違いの背景には必ず宗教なるスリコミの存在があって、日本人には理解不能な事も多い。イギリスやアメリカに於ける〈ホメオパシー〉も好事例の一つであろう。
ホメオパシーとは(以下WIKIより)
提唱者の一人「水の記憶(ホメオパシー理論)」の研究発表をした化学者として有名なジャック・ベンベニストには2度もイグノーベル賞が贈られている(1991年化学賞と1998年化学賞)(WIKI)

が、しかし、この人はこの実験で実際にマラリアに罹患するなど奇特な人としか思えない。

イギリスにおいては、ホメオパシーは主要な伝統的な代替医療であり、人気は高い。2007年の市場規模は推定で3800万ポンド、2012年には4600万ポンドになると予測されている。2000年頃より英国内6つの大学で理学士(BSc)の学位を提供し始めているものの、いくつかの大学では教材の開示を拒否しており、Central Lancashire大学とSalford大学ではホメオパシーの授業内容を公開することを拒否している[2]。これらの大学は主に職業訓練を行ってきた学校が、政府の機会均等方針によって大学の資格を与えられた教育機関が多い。これはホメオパシーに不当な科学的信用性を与えるとして、懸念する科学者もいる。(WIKI)

ロンドン大学 ユニバーシティー・カレッジの薬理学者David Colquhoun氏は、大学がホメオパシーについて科学の学位を授けることは、科学ではなくて反科学(アンチサイエンス)であると批判している。 英国王室内においてもホメオパシーは古くから利用されており、チャールズ皇太子は熱心なホメオパシー利用者として知られる。しかしながら彼の主張は、東洋医学、薬草医療、マッサージ、芸術など様々な代替医療を国民医療サービス(NHS)に組み込む事で、ホメオパシーのみを意図したものではないことに注意が必要である。一方で、彼の言動は非科学的であるという批判もある。
一部病院運営団体はホメオパシー治療の保険適用を拒否するなど、国民保健サービス基金の保険適用でのでホメオパシー治療は保障されなくなりつつある。(WIKI)

要はアメリカ、スイス、ドイツも似たり寄ったりで、公的保険が適応(通用)していたと言うから驚く。インドや中南米では、只(タダ)な理由もあってか、マダマダ人気は高い。
日本では、日本ホメオパシー医XX協会、日本ホメオパシー振X会、日本ホメオパシーX学X等が活動をしています。
この薬、癌患いなら、その癌のエキスだか、粉末だかを砂糖とか水に溶かして服用すれば、治るらしい。もし病状が悪化すれば、回復途上の〈好転反応〉と言う訳である。死んだ場合は言及していない。

それにしても判らないのは、私のインポは何を飲めばいいんでしょうか?

追記 2010/6/17
日本では、ホメオパシーは只(タダ)の様に書きましたが、金が要る(有料)らしいです。私の認識不足でした。なかには、お商売にしている方もおられる様です。次回も此のテーマで書きます

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